突発的な嘔吐や下痢によりトイレから出られなくなってしまうノロウイルス。「強力な感染力」をもち、冬場に猛威をふるうノロウイルスの感染対策を取材しました。

1月24日に富山県氷見市の居酒屋で発生した集団食中毒。21人が下痢や発熱、おう吐などの症状を訴え、2人が入院しました。患者から検出されたのが「ノロウイルス」でした。
富山県衛生研究所 大石和徳 所長
「集団感染というか、あるいは家庭内でもそうだが、何人にもうつってしまうので、食中毒事例としても、他の食中毒を起こす病原体の中ではノロがNo1」
食中毒を原因別でみると、ノロウイルスが最も多く患者全体の49%を占めます。
大規模な食中毒を引き起こしやすく低温や乾燥に強いため、特に冬場に注意が必要です。
感染するとおう吐や下痢を引き起こし、高齢者などは重症化する場合やおう吐物を誤飲して死亡することもあります。














