豪雨による災害で孤立したら支援物資をどう運び、観光客をどう避難させるのか。船舶を使った海上輸送の訓練が、10月4日に行われました。

4日の訓練は、豪雨災害で道路が寸断、孤立した想定で、国土交通省中部地方整備局と東伊豆町が合同で行いました。清水港の港湾業務艇「まさき」が東伊豆町に食料などの支援物資を運び、その後、孤立した観光客を海から避難させました。

また、中部地方では初となる海の上の船から、大型のドローンを使って物資の輸送する実証実験も行われました。ドローンは、重さ10kgの飲料水を約1.5km先の稲取高校まで運びました。

<東伊豆町 岩井茂樹町長>
「ひとたび災害が起こると分断の可能性がある。各地域が分断されてしまうということにおいて、海を使った災害対策・避難ということを実証してみたいなと思っていました」

町では、今回の訓練を生かし海上輸送を想定したマニュアル作りに取り組み方針です。