迫力の餌やり体験などで知られる、札幌市南区の民間動物園『ノースサファリサッポロ』。
“日本一キケンな動物園”とも呼ばれるこの施設。
札幌市は、建物を建築できない『市街化調整区域』に無許可で施設を建設したとして、法律に基づく施設の『除却命令』を検討していることがわかりました。
命令が出された場合、運営会社は、施設のすべて取り壊し、更地にする義務を負うため、事実上“閉園”に追い込まれる可能性があります。
■2004年、札幌市が無許可施設を見つけ“除却”指導

『ノースサファリサッポロ』は、2005年に開業し、約150種の動物を飼育する民間の動物園です。
札幌市によりますと、開業前の2004年10月、パトロールで無許可で施設が建てられているのを見つけて以来、運営会社に複数回、口頭や勧告書で、施設の“除却”を指導しました。

しかし、会社側は「わかりました」と答えるものの、状況が是正されることはなく、この20年で施設が拡大したというのです。
中原達也記者
「きょう(3日)は、平日ということで、スノーモービルなどアクティビティのみの営業なのですが、朝から多くの観光客で賑わっています」
いまでは、札幌の定山渓エリアで、数少ない家族向けレジャー施設として、定着しています。
札幌から
「温泉入ったあとに、ここに来る。ここにしか行くところがないから」

埼玉から
「(営業を)20年も続けてきているのであれば、存続できる方法を行政も一緒になって、考えるのが一番ではないか」

中国から
「雪や犬ぞりで遊ぶことが楽しみです」
