任期満了にともなう浦添市長選挙が2月2日に告示され、新人と現職の2人が立候補しました。
浦添西海岸で出発式をしたのは、女性市民団体の事務局長を務める、新人の里道昭美さん。告示4日前の立候補表明でしたが、多くの支持者が駆けつけました。
▼赤嶺 政賢 衆議院議員(共産)
「子どもたちが歓声を上げて、この自然と親しんでいる。こういう自然を残そうと、立ち上がる人がいるのは当然の流れではありませんか」
▼浦添西海岸の未来を考える会 亀山 統一 共同代表
「もうこの海をあきらめるのは止めましょう。私たちの本当の願いを叶える。里道昭美さんに託そうではありませんか」
広大な自然海岸の前で発した、第一声はー。
▼里道 昭美 候補(新人・無所属)
「何よりこの西海岸を見てお分かりの様に、この美しい海を埋め立てるという選択肢は、私の中にはありません。子どもたちは素直な気持ちでこの海と遊んでいます。大人になった時に、軍港の海を渡すわけにはいかないじゃないですか。これをずっと守って、キャンプ・キンザーをそのまま返させて、浦添の発展がそこから広がると信じています」
那覇軍港の浦添移設反対、軍港移設とは切り離した形でのキャンプ・キンザーの返還、学校や福祉の現場の待遇改善を訴えました。
多くの支援者が一堂に会す事務所前で出陣式を行ったのは、無所属で現職の松本哲治さん。推薦した自民・公明の国会議員らも応援に駆けつけました。
▼宮﨑 政久 衆議院議員(自民)
「トップとして統括して、市民のために仕事をするのが市長です。ワンイシューではなく、ワンチームの松本を選ぼうではありませんか」
▼上原 章 公明党県本部代表
「西海岸道路の開通、そして浦添市にモノレールの延伸を実現させました。公明党は自信をもって今回の戦い、浦添市民の皆様にしっかり訴えていける自信があります」
リラックスした雰囲気の中で発せられた、第一声はー。
▼松本 哲治 候補(現職・無所属・自公推薦)
「待ちに待った戦いの日がきょうから始まろうとしています。西海岸、あの美しい海を埋め立てたいと思っている市民がいると思いますか。みんな苦渋なんですよ。日本の繁栄の中に沖縄の幸せがあり、沖縄全体の発展の中に浦添市の、浦添市民の幸福があると、我々はもう一度市民の1人1人に語っていこうではありませんか。キンザー返還後には素晴らしい未来が待っています」
第一声では那覇軍港の浦添移設を容認した上で、キャンプ・キンザーの返還につなげること、3期12年にわたる市政運営の実績などを訴えました。
松本市政の3期12年の評価や、那覇軍港の浦添移設への賛否が主な争点となっている浦添市長選挙。期日前投票は3日から始まっていて、今月9日に投開票されます。
【期日前投票】
▶第1期日前投票所
場所 浦添市選挙管理委員会(市役所 議会棟1階)
期間 2月3日(月)~8日(土)
時間 午前8時30分~午後8時
▶第2期日前投票所
場所 サンエー経塚シティ 屋上(R階)ブルーのエレベーターホール
期間 2月5日(水)~8日(土)
時間 午前10時~午後8時
▶第3期日前投票所
場所 サンエー浦添西海岸パルコシティ オレンジゾーン4階
期間 2月5日(水)~8日(土)
時間 午前10時~午後8時