大田県政で副知事を務め、「基地返還アクションプログラム」の策定などに尽力した吉元政矩さんが1月29日、亡くなりました。88歳でした。

吉元さんは、米国統治下の沖縄での祖国復帰運動など大衆運動を率いたのち、1993年からは大田県政で副知事を務めました。

大田県政では、米軍基地を20年かけて段階的にゼロにする「基地返還アクションプログラム」や、返還後の沖縄を描く「国際都市形成構想」の策定の中心となりました。

親族によりますと先月29日午後、那覇市内の介護施設で亡くなったということです。

3日、玉城知事は吉元さんから退任後も有識者として、県政への助言を受けていたことに触れ感謝を述べました。

▼玉城 知事
「いつも県政の発展について、色々とアドバイスをいただいた方だった。改めて感謝を申し上げたいと思います」

吉元さんの葬儀は2日、近親者のみで執り行われたということです。