昨年度、宮崎県内で確認された高齢者への虐待件数は127件であることが、県のまとめで分かりました。

これは、県庁で開かれた「高齢者虐待防止連絡会議」の中で報告されたものです。

それによりますと、昨年度、県内で確認された高齢者への虐待は、前の年度より8件少ない127件でした。

このうち、家族や親族などによる虐待が120件、施設での虐待は7件でした。

施設での虐待の要因について、県は、「経営層の現場の実態の理解不足」や「虐待職員の倫理観・理念の欠如」などをあげています。

県では関係機関との連携を強化し、高齢者への虐待防止に努めたいとしています。