同じ境遇の仲間が外出などをサポート
産んでよかったと思える支援に…
塚田さんは、これまで予防接種は、夫の休みに付き添ってもらっていましたが、この日は、先輩ママである井上さんが結珠ちゃんを抱っこして車に乗り込み、チャイルドシートの手助けも行います。
病院につくと井上さんが結珠ちゃんを抱っこして、いっしょに病院に入り、ずっと面倒をみてくれます。
ピアサポーター井上菊恵さん
「2人みているし、ゆっくりでいいよ」
予防接種の間、大泣きする双子を、井上さんが抱っこ。他にも、洋服を着替えさせたり、おむつ替えを手伝ったりと、井上さんのサポートのおかげでスムーズに予防接種を終えることができました。
初めてピアサポーター制度を利用した塚田さん。多胎育児ならではの悩みを井上さんに相談しました。

1歳1か月の双子を育てる 塚田裕子さん
「卒乳したいんだけど、双子の卒乳ってどうやってしていくんだろうとか」
ピアサポーター井上菊恵さん
「うちはもう強制的でした。おいて(預けて)それで断乳です」

1歳1か月の双子を育てる 塚田裕子さん
「泣いている中、服を着せてくださったり、車乗せてくださったり、助かりました。双子だけの悩みとかこうやって話せる機会って日常でほとんどないので、実際の双子のママさんが来てくれるのがありがたかったです。心強かった」

ぴあサポーター井上菊恵さん
「自分の子どもの時には、いっぱいいっぱいすぎて、子どもを愛おしく感じた記憶がほとんどないんですけど、今だと客観的にみることもできたし、こういう風にしたらいいなって、塚田さんにこうして話してもらうことで、自分もどうだったかなって思い出すし。私も、もっともっと繋がっていけたらいいなと思う」
双子や三つ子を生んでよかったと心から思えるように。多胎育児を支える仕組みづくりは始まったばかりです。