沖縄県警は那覇署の男性警察官が器物損壊の被害を届け出た人の氏名や住所などが入った捜査書類を紛失したと発表し謝罪しました。書類を紛失したのは那覇署の地域課に勤める20代の男性警察官です。

県警によりますとこの男性警察官は、去年9月22日から今月17日までの間のいずれかの日に、器物損壊事件の被害届などの捜査書類を紛失したということです。捜査書類には被害届を出した人の氏名や住所などの個人情報が記載されていて、現在も見つかっていません。

今月17日に、那覇署内の他部署から書類が提出されていないことを指摘されてはじめて捜査書類の紛失が発覚し、県警本部の職員がおととい、被害届の提出者に謝罪したということです。1月30日午後6時の時点で、個人情報の悪用は確認されていないということです。

書類紛失を受けて県警地域課の保里武志管理官は、「紛失事案が発生したことは遺憾。再発防止を図りたい」とコメントしています。