全国の博物館などに所蔵されている茶碗の名品を一堂に集めた特別展が岡山市北区の岡山県立博物館で始まりました。

特別展は様々な形や色の茶碗を通じて、その奥深さを知ってもらおうと企画されたものです。会場には、室町時代後期から江戸時代末期にかけて使われていた98点が全国から集められ展示されています。

桃山時代に作られたこちらの茶碗は、歪みが加えられた躍動感あふれる形が特徴です。正円形が主流だった当時の陶芸文化に影響を与え、国宝に指定されています。

(岡山県立博物館学芸員 重根弘和さん)
「『焼き物の傑作』と言われるものが揃っていると思います。焼き物にこれまで関心がなかった方も、ぜひこの機会に見ていただきたい」

特別展「茶碗 茶の湯にふれる」は岡山県立博物館で3月16日まで開かれています。