2024年の秋ごろまでは今年は寒い冬になりそう、という予測が出ていましたが、思ったより暖かくて過ごしやすい日もありました。また次の寒波もくるようですが…。

暖かい日が続くとなんだか鼻がむずむずするような…。花粉症の嫌な時期なのかもしれません。

まだ冬の寒い時期の花粉症の代表的な原因は「スギ」です。スギの花粉について掘り下げてみましょう。

環境衛生に詳しい東洋産業の大野竜徳さんに聞きました。

ースギ花粉はどんなものなのでしょうか。

(東洋産業 大野竜徳さん)
「スギは『風媒花』といって、風に任せて大量の花粉を飛ばし、その到達距離は条件によっては軽く100kmを超えるといわれます」

「でも、動けないスギから飛ばされた花粉、風に任せて離れた雌花に偶然くっつかないといけません。ほんの数㎝でもずれたら失敗、…効率が悪いですよね」

「だから、それでも花粉が届くくらいに確率を上げるようにとてつもなく大量の花粉を飛ばします。とっても雑な計算ですが、ちょっと計算してみましょう」