高知県南国市の警察学校で卒業式が行われ、新人警察官たちが決意に満ちた表情で警察官としての一歩を踏み出しました。

警察学校を卒業したのは2024年4月から10か月間、警察官としての基礎などを学んできた20人の新人警察官です。

式では卒業証書の授与や辞令交付が行われ、髙清水善弘本部長が「初心を忘れず、県民のために『強く優しい警察』を体現していただくことを期待している」と訓示。

これに対し卒業生の代表、副総代の大森伯さんが決意の言葉を述べました。

(大森伯さん)
「初めて制服に袖を通した日の感動と決意を忘れず、全力で職務にまい進して参ります」

この後、新人警察官たちは、保護者やお世話になった教官らに感謝の言葉を述べながら、覚悟と誇りに満ちた表情で警察学校をあとにしました。

(土佐警察署に配属 眞継更沙さん)
「とても苦しく時には辞めたくなる時もあったのですが、20人の同期と愛のあるご指導をしてくださる教官がいてくださったことで10か月間乗り越えることができました。県民の方々から必要とされる警察官になりたいと思います」

(高知東警察署に配属 秋本真登さん)
「この警察学校で培った知識や体力、精神力をいかして県民の安全安心を守るために精進し、高知県の治安維持に努めていきたい」

新人警察官たちは高知県内9つの警察署に配属され、現場での実習などを重ねながら一人前の警察官を目指します。