青森県内で2024年の1年間に自殺した人の数は240人と、2023年から増加しました。増加率は全国で4番目です。

厚生労働省のまとめによりますと、青森県で2024年に自殺した人の数は、暫定値で、2023年から17人増えた240人でした。増加率は、山口・徳島・高知に続き、全国で4番目となる7.6%となりました。

さらに、人口10万人あたりの自殺者数を示す「自殺死亡率」は20.3で、2023年から増加したほか、全国平均を上回っています。

県では、2029年度までに自殺死亡率を12.8以下にする目標を掲げた対策計画で、職場におけるメンタルヘルス対策の推進やSNSによる相談体制等の若者向けの支援など、各世代に合わせた支援や対策に取り組んでいます。

厚生労働省は、誰にも相談できずに不安や悩みを抱えている人たちへ1人で抱え込まず、「いのちの電話」などを利用してほしいと呼びかけています。