20年以上、無投薬の養殖に取り組む

「しまうら真鯛」が養殖されているのは、豊後水道と日向灘に挟まれ潮の流れが速い島野浦島沖。
この豊かな海で安心・安全な真鯛を育てるため、木下水産は20年以上、無投薬の養殖に取り組んでいます。
また、生けすに設置された自動でえさを与える機器には、ソーラーパネルが取り付けられ太陽エネルギーを活用。
さらに、専用のえさを適正量与えることで食べ残しを減らし、海への負荷軽減にも配慮しています。
(木下水産 木下拓磨専務)
「海にも優しいし、魚の健康状態を維持できる。また、その環境がすごく潮が速いところで育ってるので、運動量も増えて身がしまって、臭みのない脂の乗ったタイができている」


ASC認証の取得を目指した取り組みは、2022年から魚の卸販売を手がける宮崎市の九州築地とともに始めました。
(九州築地 築地加代子社長)
「天然の水産資源がどんどん減少する中で、養殖がとても大事な産業になってくる。養殖が持つマイナスイメージであったりとか、自然環境を破壊するとか、そういった事柄に対して一つ一つ真摯に向き合えて、より良い未来につなげていくような養殖の認証がとれたらいいなと思って、木下水産とタッグを組んで目指すことにした」

