宮崎県延岡市の離島・島野浦島沖で行われているブランド魚の養殖に注目します。

養殖されているのは「しまうら真鯛」というブランド魚なのですが、自然環境に配慮した養殖方法を一部取り入れ、世界的に評価されています。

どんな取り組みなのでしょうか。

「ASC認証」は海や自然にやさしい養殖を証明 ヨーロッパで広がり

1月27日、海外のある団体が取材のために延岡市の島野浦島を訪れました。

カメラを向けられているのは、自社ブランド「しまうら真鯛」を養殖している木下水産の木下拓磨専務です。

(木下水産 木下拓磨専務)
「本当にめったにない機会ですし、注目していただいてることは本当にありがたい」

木下水産を取材したのは、養殖魚の国際的な認証制度を運営するASC水産養殖管理協議会です。

「ASC認証」は海や自然にやさしい養殖を証明するもので、ヨーロッパで広がりを見せていて、今回、「しまうら真鯛」が取得予定となったことから、取り組みを世界に発信しようと撮影チームが訪れました。

国内ではこれまでASC認証を受けた取り組みが19件ありますが、こうした取材が行われるのは初めてです。

(ASC 山本光治ゼネラルマネージャー)
「木下水産さんのすばらしいところは、恵まれた環境の中で無投薬で長年やられてるところで、ASC認証としてそういうふうなデータ取り、水質だったりとか。そういうのを見ても素晴らしい」