断水や浸水などにより、静岡市清水区の42の公立小中学校が休校を余儀なくされていましたが、10月3日、すべての学校が再開しました。しかし、被災前の環境はまだ取り戻せていません。
<児童あいさつ>
「おはようございます」
1週間ぶりに元気な姿をみせる子どもたち。清水入江小学校では、1階にある教室も浸水しましたが、いまはほとんど跡がありません。
<小学1年生>
「水入ってこなかったけど、水止まっちゃった」
「結構濡れてないかなとかドキドキしちゃった」
最大でおよそ70cmの浸水被害を受けました。台風被害の翌日から、地域住民や卒業生などおよそ50人が駆けつけました。一見、元の環境に戻ったようにも見えますが…。
<清水入江小学校 桂山洋一校長>
「教室の方浸水したんですけども、こちら給食室なんですが、給食室の中もですね、こちらからも水が入り、地面からも水が入り込んでですね、浸水した状態になっていました」
浸水被害にあった給食室。断水の影響もあり、消毒作業は済んでおらず、給食は5日から再開の予定です。学校は3日から始まったものの、まだ完全復旧とはいえない状況です。
<清水入江小学校 桂山洋一校長>
Q.このあたりは浸水して今どういう状況なんですか?
「教室はずいぶん整ってきたんですけども、この運動場がですね、乾いて地面が露出してしまったりですね、こうやって触ってみればわかるんですけど硬くてですね、このあたりも石が色んな所に浮き出てしまってですね」
いまのグラウンドでは、子どもたちが安心して運動することができず、使えるスペースを制限せざるをえません。
<清水入江小学校 桂山洋一校長>
「(子どもたちが)休み前と変わらない正門の風景を見て登校できたのではないのかなと思っています。特にこの1週間担任の先生方には子どもの声を聞いていきましょうと」
学校側は子どもたちの心に寄り添いながら、復旧を進めていきたいとしています。
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