2024年12月、静岡県袋井市の小学校でネコの頭部が見つかった問題で、警察は獣医による鑑定などの結果、人為的なものではなく野生動物によるものとの見解を2025年1月29日に発表しました。

12月4日、袋井市の笠原小学校のグラウンドで腐敗したネコの頭部が見つかりました。当初、警察は動物愛護法違反も視野に捜査を進めていましたが、獣医による鑑定の結果、切断された傷跡の様子などから人が切断したものではなく、「野生動物によるもの」との所見が示されました。

現場の状況などから、野生のハクビシンやアライグマによるものという可能性があるものの、特定はできないとしています。

また、この小学校の敷地の外で見つかったネコの胴体については頭部と同じ個体とみて矛盾はないということです。

静岡県内では2023年8月に掛川市で、2024年12月中旬には藤枝市で、同じように小学校の敷地内でネコの頭部が発見されていますが、こちらについては、まだ状況が判明していません。