ロシアによるウクライナ侵攻から、まもなく3年になります。子どもたちの支援を続ける現地のNGO職員が28日、広島市の中学校を訪れ、ウクライナの現状を伝えました。

「When the war began,the educational process temporarily stopped(戦争が始まった際、教育活動は一時的に停止しました」

広島市西区の己斐中学校で講演したのは、ウクライナ出身で、現地で子どもたちへの支援を続けるドンチェバさんです。

己斐中学校は2022年、当時、広島の大学講師でウクライナを支援していた伊藤駿さんを通じて、ドンチェバさんへ物資を届けました。そのことが縁で、今回の講演となりました。

ドンチェバさんは、ロシアによる侵攻以降の、自国の教育環境について説明。ジトミル州では56の幼稚園が損害を受け、2つの学校がミサイル攻撃で破壊されたといいます。

また、多くの子どもたちはトラウマを抱え、精神的な支援が必要になっていること国外に避難した人たちが多く、地域によっては教師が不足していることなど、ウクライナが抱える課題を伝えました。

ドンチェバさんは、生徒たちにこう伝えました。

ウクライナで子どもたちを支援 ドンチェバさん
「My messege to you is simple.takecareofpeace,keepitasmucheasyoucan.(私のメッセージはとてもシンプルです。平和を大切にし、守り続けてください。」

講演を聴いた生徒たちは─

川西心乃織さん(2年)
「ウクライナの人たちの話を聞いて、平和の思いが一つ一つ深まった」
島岡愛琉さん(2年)
「ドンチェバさんの話を聞いて、自分事になったような気がした。私たちがどうやったら、何をやったら平和に近づくのか、考えさせられた」

己斐中学校の生徒たちは、ウクライナへどういう支援ができるのか、これからも考えていきます。