1月に入って医療機関で輸血の使用量が増加している一方、インフルエンザの流行拡大で献血不足が続いています。
大分県赤十字血液センターでは、1月の400ミリリットル献血者数(~1月26日)が2294人で去年に比べて85人減少。さらに、九州ブロック全体では供給数に対して献血者数が1700人分不足しています。
冬場は寒さで献血に足が遠のく上、今年はインフルエンザの流行拡大も影響しているとみられています。
(県赤十字血液センター向哲男課長)「九州で少ないときでも全国から血液をいただくので足りなくなることはないですが、すぐお届けできない場合が出てくる可能性がある」
大分市のトキハわさだタウンにある献血ルームでは無料のドリンクバーがあり、漫画や雑誌も自由に読めます。献血中もスマートフォンの持ち込みが可能で、Wi-Fiも整備されているなど、受け入れ態勢が充実しています。

(献血した人)「すごく快適なので来ています。負担感は全然ないです」「186回目になります。軽い気持ちで何かできないかなというところから始めました」
(県赤十字血液センター向哲男課長)「冬場はどうしても献血者が減ってしまって、特に若年層の献血が減っています。ぜひそういった方々に積極的にご協力いただきたい」
県赤十字血液センターでは赤血球製剤が不足しているとして、400ミリリットル献血への協力を呼びかけています。