人型のロボットを使って、小学生に認知症の症状や患者に対する対応の仕方を学んでもらう授業が、釜石市の小学校で行われました。

(Pepper)
「きょうはボクといっしょに勉強してくださいね」
釜石市の平田小学校で4年生の児童を対象に認知症の症状や患者に対する対応の仕方の授業を行ったのは、人型ロボットの『Pepper』です。
授業ではPepperが認知症の高齢者の役になって症状の特徴を説明しました。
(Pepper)
「いま何時だったかね?」
(児童)
「何度も時間を聞くなんておかしいよ。9時って教えてあげたよね」
(Pepper)
「なんだと!バカにしているのか!
認知症の人は否定されると突然怒り出すことがあるんだ」

授業を行ったロボットは、普段は釜石市内の高齢者施設で案内や体操のサポートを担っています。
(児童は)
「認知症のなりかたとか危険さ症状を教えてもらった」

児童たちはPepperの授業を聞いて、認知症の人へのサポートに理解を深めていました。