企業の間で取引するサービスの値動きを示す去年12月の企業向けサービス価格指数は、前の年と比べて2.9%上昇しました。人件費の上昇分を価格に転嫁する動きが広がっています。
日銀がきょう発表した去年12月の企業向けサービス価格指数は、2020年の平均を100とした指数で109.1と、おととしの同じ月と比べて2.9%上昇しました。上昇は46か月連続です。
▼郵便料金の値上げの影響で「郵便・信書便」は、おととしより24.5%と大きく伸びたほか、▼インバウンドや年末年始の帰省を含む旅行需要で「旅行サービス」が12.0%上昇しました。
また、去年1年間の平均指数は、おととしと比べて2.9%上昇し、1991年以来、33年ぶりの高い伸び率となりました。日銀は、「2024年は幅広いサービスで人件費の上昇分を価格に転嫁する動きがみられた」と説明しています。
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