地元に伝わる温泉文化を知ってもらおうと、温泉入浴教室がきょう鶴岡市で開かれ、園児が温泉の上手な入り方を学びました。

湯野浜温泉旅館協同組合青年部 佐藤航 部長「湯野浜の温泉入ったことある人手をあげてください!さみしいな…」

浜辺で亀が湯浴びをしていたのが由来とも言われる鶴岡市の湯野浜温泉は、1000年ほどの歴史があります。

昔は家に風呂はなく、外で入ることが当たり前だったことを知ってもらい、地元の子どもたちに温泉好きになってもらおうと、湯野浜温泉旅館協同組合がこの入浴教室を20年以上前から開いています。

最初に紙芝居で、入浴マナーなどを学びました。

「心臓から一番遠い場所はどこでしょうか?」

「あし」

温泉に入る前は、まずかけ湯から。

かけ湯には、お湯の温かさに体を慣らすという役割があり、担当者は、心臓から一番遠い「右足」から行って最後に腹や背中にお湯をかけましょうと話していました。

教わった通りにかけ湯ができたあとは入浴です。

園児「きもちいい。いつも入る」

園児「休みのときだけ」

大勢で入る温泉は格別のようで、園児たちは身も心もポカポカになりながら温泉文化を全身で学んでいました。