台湾からの観光客が増加する中、うちなーの翼が初の国際線就航です。JTA=日本トランスオーシャン航空は来年度中に那覇と台北を結ぶ定期便を開設すると発表しました。1967年に南西航空として発足したJTAは現在、県内3路線国内13路線の合わせて16路線を運航しています。
こうした中、JTAは1月に発表した新たな路線計画の中で来年度中に那覇と台北を結ぶ初の国際線の定期便を就航することを明らかにしました。これまで、台湾の春節などの長期休暇に合わせて那覇と台北間のチャーター便を運航していましたが、台湾からの観光客が増加していることなどから、定期便の就航に踏み切ったということです。
県によりますと昨年度沖縄を訪れた外国人観光客の内、台湾からは52万8500人、率にして41・8%と最も多くなっています。
JTAの担当者は「沖縄の企業として国際線の開設は悲願だった。増加する台湾からの観光需要を取り込んで県経済にも貢献したい」とコメントしています。