約1万人の裸の男たちが宝木を奪い合う西大寺会陽が来月(2月)15日行われます。その最初の行事である「会陽事始め」がきょう(27日)、舞台である岡山市東区の西大寺観音院で行われました。

今年で516回目となる西大寺会陽。きょうの「事始め」では、はじめに瀬戸内市在住の書家、奥田雄山さんが「目標に向かって参加者にそれぞれ努力してほしい」という願いを込めて「万里一空」と書にしたためました。

このあと、棟梁の次田和生さん、弟の典生さんが宝木を作るために使うかんなやのこぎりなど11点の道具を丁寧に手入れしていきました。

(金陵山西大寺 坪井綾広住職)
「今年は、昨年よりもさらに大勢の人に参加してもらいたい。若い人々に、次の世代に引き継いでもらうために、少しでも楽しみを知ってもらいたい。」

約1万人の裸の男たちが宝木を奪い合う西大寺会陽は来月15日に行われます。