■層雲峡温泉 氷瀑まつり(1月25日から3月9日) 

木下純一郎ディレクター
「現在の気温、氷点下1度、層雲峡温泉氷瀑まつりの会場です」

一方、25日の開幕に向けて、順調に準備が進んでいるのは、上川町の層雲峡温泉で開かれる「氷瀑まつり」です。

 層雲峡観光協会 岩本昌樹さん
「日中はかなり暖かくなるけど、朝晩ぐっと冷え込むので、氷という面では適した土地なので、すごくいい感じに出来上がっている」

やぐらを組み、ろ過した石狩川の水を吹き付けて凍らせます。

約3か月がかりで、会場を完成させました。

氷瀑まつりは今年で50回目のメモリアル開催。特に力が入っているのが…。

層雲峡観光協会 岩本昌樹さん
「メイン氷像は城になっていて、1階部分がトンネルになっていて、今回50年にちなんで、50メートルのトンネルを作った」

天井には無数のつららが垂れ下がっていて、まるで鍾乳洞のようです。

重機を操作してダイナミックに会場を作る男性。

1976年の第1回から参加している、和田丈広(わだたけひろ)さんです。

第1回からまつりに参加 和田丈広さん(74)
「こちらは第1回からのポスターが貼ってある。懐かしい」

第1回の氷瀑まつりの映像を見ると…。

真冬の厳しい冷え込みを生かして温泉街を盛り上げようと始まりました。

第1回からまつりに参加 和田丈広さん(74)
「舞台などを全部雪で作って太鼓(をたたく)などのイベントもやっていた。規模は今の10分の1ぐらいだった」

夜になると…幻想的な世界にライトアップ。

美しい会場を維持するためにもある程度の冷え込みが必要ですが、1月の気温は平年より、やや高め。

層雲峡観光協会 岩本昌樹さん
「プラス気温が長い時間続くと、さすがにとけてしまう。プラス気温が何日も続くとか、そういう感じになるとちょっとまずい」

2025年の氷瀑まつりは1月25日から3月9日まで開かれます。