24日正午、富山湾の沖合2.5キロメートルの海上で、エンジンのかかった無人のプレジャーボートが見つかりました。乗っていたとみられる81歳の男性が行方不明となっていて、伏木海上保安部は男性が転落したものとみて捜索しています。
行方がわからなくなっているのは、富山県射水市のパート、高田郷隆さん(81)です。
伏木海上保安部によりますと、24日午後0時4分頃、富山県射水市の新湊東防波堤灯台から北方向約2.5キロメートルの沖合で、無人のプレジャーボートがアンカーを入れた状態で漂流しているのを近くを航行していた遊漁船の船長が見つけました。
見つかったプレジャーボートは、船名「高田丸」で、長さ5.37メートル、幅1.95メートル、FRP製です。

海上保安部によりますと、プレジャーボートのエンジンはかかった状態で、アンカーも入れてあり、釣竿がかけてあったということです。衝突した痕跡や油が漏れ出た形跡はありませんでした。
海上保安部は、プレジャーボートの所有者で乗っていた射水市のパート、高田郷隆さん(81)が転落したものとみて、巡視艇やヘリコプターを出して現場海域を捜索しています。


24日午後1時の現場海域は曇りで、北東の風5メートル、うねりの高さ1メートル、海水温度は12℃ということです。