『西脇写真館(新潟市)』の代表・西脇拓さんがこうした取り組みを始めた理由は…

「卒業アルバムは、間違いなく子供たちのためですから、彼らが感じている思いは、彼らが表現するっていうのが、一番ふさわしいんではないかなと」

そして、もう一つの理由が卒業アルバムの危機です。
少子化や教師の負担軽減、さらにはカメラマンの人手不足などで卒業アルバムを廃止しようという動きがあるのです。

SNSでは、「卒アル廃止してほしい」といった投稿が見られます。
「卒アルにメリットなんか無くない?」
「卒業アルバムや卒業文集はもう廃止したほうがいいと思う」…。

新潟県内の小中学校に取材したところ、児童や生徒数の少ない学校では、アルバムの個人負担が3万円から5万円かかることもあり、廃止や規模の縮小を検討している学校もありました。