東北大学で開かれた半導体の加工作業の研修会には、宮城県と岩手県で働く派遣会社のエンジニア5人が参加しました。

専用のクリーンルームに入った参加者は、シリコン製の基盤に紫外線を当てるなど、電気の流れを制御するシリコン抵抗体を作る工程を体験しました。

参加者のほとんどは半導体の加工は未経験で、東北大学の教授の説明を聞きながら作業に取り組んでいました。

参加者
「半導体に携わることの魅力を改めて感じたので、今回得た知識を元にこれからの自分の仕事に生かしていきたい」
「普段は工具などを使う仕事をしてるが、細かい作業だと慣れない部分があり難しい」

参加者が所属する派遣会社では、半導体産業で働く東北のスタッフが足りない状況が続いています。
このため、新たな人材を育成をしようと、エンジニアの希望者を対象に2023年度から研修会を開いています。

スタッフサービス北海道・東北ブロック 山本周統括ゼネラルマネージャー
「半導体業界は、なかなか経験者が少ない状況なので、未経験の方に研修の機会を通じて半導体業界のチャレンジの数を増やしていきたい」

この研修会は、24日までで3月にも2回開かれる予定です。