就職氷河期世代「うらやましい」
いまは人手不足を背景とした空前の売り手市場。しかし、30年前は…


1995年のニュース
「大卒の初任給が0.4%増の19万5774円、高卒が0.7%増の15万2675円といずれも過去最低の伸びです」
バブル崩壊後、厳しい就活を経験した就職氷河期世代。セミナー会場に入りきれず、通路に座り込む人までいた時代です。
1994年当時の学生
「門前払いをされることが多くて(就職)活動と言えるかは分からない」
「『3年後には泣きを見るんだぞ、人が足りなくなって』と思う」

現在、40代から50代の就職氷河期世代は“初任給30万円時代”をどう思うのでしょうか。
47歳
「うらやましい限りです。民間はことごとく落ちましたし」
――ご自身の初任給は?
48歳
「14万円です。25年前」
――何年くらいで(30万円に)届くイメージ?
49歳
「当時のイメージだと、10年かな。内定取れたらどこでも喜んでいくみたいな周りの人たちがいっぱいいた」