この冬の“豪雪”を受けて、青森県の宮下宗一郎知事が道路の除排雪費の追加配分などを要望しました。国土交通省の中野洋昌大臣に要望した額は、約34億円にのぼります。
宮下知事は22日、中野洋昌国土交通大臣を訪ね、道路の除排雪経費の追加配分などを求める要望書を手渡しました。
この冬の豪雪で県は、1月10日の時点で除排雪費は当初予算の7割ほどを使ったため、追加で補正予算を組みました。
このままのペースでいけば、今年度の県の除排雪費の総額は約87億3400万円で、過去最大となる見通しです。
このため、国交省に対して除排雪費約34億円を追加配分して、総額を51億1200万円とするよう求めています。
要望に対し、中野大臣は「必要な施策を講じていく」と回答したということです。
青森県 宮下宗一郎 知事
「大臣のほうに直接現状を説明し、必要な措置について各市町村長からも地域の実情を踏まえて要望ができたという風に考えております。しっかりと検討していただくことに期待しています」
道路の除排雪を巡っては、宮下知事が1月16日に石破総理に対して緊急要望をしています。
要望には22日、国交省へ求めた内容を含めた3項目が入っていて、このうち、市町村に対する特別交付税のくり上げ交付は21日に決まっています。














