「アメリカ第一主義」を掲げるトランプ大統領。就任2日目もトランプ流の「取引」を重視する外交方針を積極的に打ち出しました。
アメリカ トランプ大統領
「(合成麻薬の)フェンタニルをメキシコやカナダに送っているという事実に基づき、中国に対して10%の関税を課すことを検討しています」
トランプ氏は会見で、中国からの輸入品に来月1日から10%の追加関税を課すことを検討していると明らかにしました。社会問題となっている合成麻薬「フェンタニル」が中国からカナダやメキシコに輸出されていて、アメリカでの蔓延に繋がっているためとしています。
アメリカメディアは、トランプ氏が就任から100日以内に中国を訪問することを検討していると報じていて、習近平国家主席との直接対話を見据え、関税をカードに強くけん制したものとみられます。
さらに、トランプ氏は、EUがアメリカから車や農産物を輸入せず、「私たちをとてもひどく扱っている」とも主張。貿易の不均衡を是正するためとし、EU製品への追加関税を検討する姿勢も示しました。
また、ウクライナ情勢については、トランプ氏はロシアのプーチン大統領と近く電話会談を行うと明らかにしました。
アメリカ トランプ大統領
「(Q.プーチンが交渉のテーブルにつかなければ追加制裁を科すか?)あり得るだろうね」
こう述べたうえで、ロシアが交渉に応じない場合には追加制裁を科す可能性があると、けん制しました。
ウクライナへの武器支援を継続するかについては「プーチン大統領と話をしてから検討する」としています。
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