「変わらない。前よりひどいかもしれない」

去年10月に訪ねた時には…。

(大内延男さん)「また下がっている。ここが特にひどいね、この真ん中」

さらに扉を閉じようとすると…

(大内延男さん)「閉まらない戻っちゃう」

大内さんによりますと、去年7月ごろから敷地の片側が下がり続け、扉が閉まりにくくなったり、コンクリートにひびが入ったといいます。原因はわかっていません。

この時の取材から約3か月が過ぎましたが、不具合はそのままだといいます。

(大内延男さん)
「変わらない。前よりひどいかもしれない」

JR東海はこれまで、地盤沈下とトンネル掘削工事の因果関係について「工事で地下水が抜けた影響の可能性は否定できない」としていましたが、1月18日に開いた大内さんら大湫町民向けの住民説明会では「これまでの調査の結果、工事による地下水の水位の低下が、地盤沈下の原因である可能性が高い」と説明。

原因はトンネル工事だというニュアンスが一段強まった表現です。