22日に発表された東京商工リサーチの情報によりますと、青森県青森市の(株)フジサキ設計事務所は、2024年8月末で事業を停止して、2025年1月14日付けで青森地裁より破産開始決定を受けたということです。
負債総額は、債権者約14人に対して約2億6000万円とみられています。
詳細は以下になります。(ほぼ原文まま掲載)
2011年10月に現代表がみなと(株)の商号で鉄骨図面作成業務を主体に設立し、その後徐々に鉄骨工事の受注業務も拡大した。また、人件費を抑えるべくベトナム、中国、ミャンマーに支社を開設し、製図業務の受注増加にも対応、ピークとなる2019年6月期には約5億5000万円の売上高を計上していた。
ただし、その後請負契約のトラブル発生などから工事部門を縮小し、2020年6月期には約1億3000万円の最終赤字を強いられ債務超過に転落。また、新型コロナウイルス感染拡大の影響で海外支社店の稼働にも支障を来した。資金繰りが切迫するなかで、2021年6月期中には本社以外の全ての事業所を開鎖するなど大胆なリストラを実施し、更には金融機関からの返済条件緩和や、新型コロナウイルス関連のゼロゼロ融資などを利用し凌いでいた。
2023年5月には(株)フジサキ設計事務所に商号を変更し、製図業務に注力していたが経営環境に好転の兆しは見えず、事業継続を断念し今回の措置に至った。