昭和44年(1969)、高度経済成長とマイカーブームで自動車の台数は飛躍的に増え、道路は路上駐車の車であふれ返っていました。

熊本市内でも、これらの車を一掃すべく主要道路の「駐車禁止」措置が取られました。当時ニュースはこう伝えています。

「熊本市内では、主な道路のほとんどが全面駐車禁止になるなど大幅な交通規制が実施されます。この規制は藤崎宮前(ふじさきぐうまえ)から代継橋(よつぎばし)までの熊本市中心市街地の道路が全日駐車禁止になるほか、産業道路、女子大通りなどの主要な幹線道路も駐車禁止となります。


また市役所前や手取本町など交通量の多い32か所で右折禁止や横断禁止の措置が取られるほか、薬園町(やくえんちょう)、藤崎宮周辺は新たに一方通行となります。

ところで駐車禁止区間の拡大で締め出される車は およそ2,000台にのぼる見込みです。これらの車輛は有料駐車場を利用することになりますが、一部の駐車場に料金値上げの動きもあり、県警も対策に頭を痛めています。」