新潟県村上市で唯一分娩できる病院が3月に分娩を休止することを受けて、村上市の高橋邦芳市長が21日午後に新潟県庁を訪れ、新潟県に財政支援などを求める要請書を花角英世知事に手渡しました。

村上市で唯一分娩ができるJA新潟厚生連の村上総合病院は、分娩数が年々減っていることなどを理由に3月中旬から分娩機能を休止します。
これを受けて村上市は、分娩する医療機関までの交通費や宿泊費などについて市独自に支援する方針で、県に財政支援を求めました。
また、分娩機能を維持できるよう、人材の確保も含めて県に協力を求めました。

【村上市 高橋邦芳市長】
「何の心配もなく医療機関に身を委ねながら子どもを産むという環境を提供していくのは、行政の役割として最も基本的な部分だと思っている…」
高橋市長によりますと、花角知事は「最大限の支援を検討していく」と話していたということです。















