「校長推薦」を廃止し、希望者が手を挙げる「自薦方式」へ

問題を受け、教育委員会は名簿や金品の授受を禁止するとともに、人事担当の課長ポストに初めて教員出身ではない一般の職員を充てるなどの対応を取りましたが、これについて、元中学校教諭で教員人事について研究している男性は。

(元中学校教諭 三浦明夫さん:去年4月取材)
「まったく十分ではない。『校長推薦』を教頭選考でも校長選考でもなくす必要がある。これは他の自治体でもやっていること」

名古屋市の小中学校で校長や教頭に昇任するには、所属する学校の「校長推薦」が不可欠で、これが学閥優遇の根底にあると指摘していました。

そして今回、教育委員会は新年度から、この「校長推薦」の仕組みを廃止し、希望者が自ら手を挙げる「自薦方式」に切り替えました。

(元中学校教諭 三浦明夫さん)
「やっと普通になる可能性が出てきた。校長推薦がなくなって何もかも変わるかというと、それはなかなかない。自薦の人も尻込みする人もいるかもしれないが、そういう人が出られるようになったのが大きい」

金品問題をきっかけに浮き彫りになった教員人事をめぐるさまざまな疑念。
新たな制度で払拭することはできるのでしょうか。