盛岡市の動物園で国内初となるゾウの人工授精に向けた挑戦が続いています。21日はドイツの獣医師らが現地入りし、ゾウの体調を確認しました。

(吉田記者リポート)
「盛岡市動物公園ZOOMOでは、アフリカゾウのマオの二度目の人工授精に挑戦することになりました」

ZOOMOで飼育されているアフリカゾウのメス・マオは現在22歳で、これまで出産の経験がありません。
年々進行するゾウの減少に歯止めをかける繁殖の希望として2024年7月、国内で初めての人工授精に挑戦しましたが、妊娠することはできませんでした。

人工授精はマオの最良の発情のタイミングに専門の知識と経験を持った獣医師らの施術が必要です。


21日はドイツからゾウの人工授精の第一人者であるトーマス・ヒルデブラント獣医師ら専門チームが2024年に続いて来日し、早速飼育員とともにマオの様子を観察して体調を確認したほか、右耳の裏から採血してホルモンの状態を調べました。