20日午後4時ごろ、中部国際空港を出発し高知龍馬空港に向かっていたフジドリームエアラインズの機体に不具合がありました。機体は無事着陸しましたが、滑走路が一時閉鎖されるなどしました。
不具合があったのは、フジドリームエアラインズの中部国際空港発、高知龍馬空港行きの便です。フジドリームエアラインズによりますと、中部国際空港を午後2時45分に出発した945便が、着陸しようとしたところ、「左のランディングギアがおりていない」というサインが出たということです。これは、タイヤが出ていないことを意味していて、機体は着陸を中断。管制塔が目視でタイヤを確認し、午後4時13分に着陸したということです。ケガ人はいないということです。

(搭乗していた人)
「降りようとしてまた上がってクルクル回っていて、機長がアナウンスで『タイヤが1個出ていない』と言うので、何度か旋回して管制塔で最終もう1回見てもらうと言って低空飛行した時にアナウンスがあって『タイヤが出ています』と言うので一応無事着陸できた。胴体着陸になるのかなと心配になりましたけど、最終(タイヤが)出ていたと言うのでちょっと安心して、一応こういう姿勢はとってくれと言われたのでとりましたけど少しホッとしていた」

高知龍馬空港から坂根記者に伝えてもらいます。
(リポート 坂根優菜 記者)
「私たちは午後5時すぎごろ、空港に到着しました。到着時、大きな混乱は見られませんでした。ただ降りてきた人に話を伺うと『機内アナウンスで車輪が出ず、着陸ができない可能性があるという話を聞いた際に胴体着陸が頭によぎって怖かった』と話す乗客もいました。またその後のFDAの欠航で予定が大幅に変わり、延泊を考えている人もいました」

この影響でフジドリームエアラインズの2便が欠航となっているほか、全日空ANAも一部の便で遅れが出ているということです。