ユネスコの無形文化遺産にも登録された日本酒造りについてイスラエル人の男性が20日から大分県臼杵市の酒造会社で研修に取り組んでいます。
150年以上の歴史をもつ臼杵市野津町の藤居酒造。ここで20日から日本酒について学んでいるのが、イスラエル人のエラッド・ショーハムさん(43)です。

(エラッド・ショーハムさん)「日本酒造りは他の酒造りと全然違う。洗ったり、浸したり、冷やしたり。これを全てするので特別ですね」
この研修は外国人を対象に日本の酒造りを体験して魅力を発信してもらおうと、イギリスの酒ソムリエ協会が実施しています。ワインの専門家で日本の酒造りに関心を持っていたエラッドさんは今回、初めて来日し午前3時から米を蒸したり洗ったりする作業を学びました。

(エラッド・ショーハムさん)「日本や酒造現場に行ったことがなく、酒造りを見たことない人に『酒』を伝えたい。技術的な知識だけでなく、経験をイスラエルに持って帰りたい」
研修は1月24日まで5日間行われ、エラッドさんは臼杵の食文化や観光についても学ぶ予定です。