大学入学共通テストは19日までの2日間の日程を終え、仙台の予備校では、受験生たちが自己採点に臨みました。新しい科目が増えたものの、全体として去年よりはやや易しくなったと見られています。
河合塾仙台校でも受験生たちが専用のタブレットを使って自己採点を進めていました。今回の試験では、2022年度から導入された新しい学習指導要領に対応した科目「情報」が新設されましたが、河合塾では「全体として去年より易しかった」と見ています。
河合塾仙台校 今井智校舎長:
「多くの科目で、やや去年に比べると易しくなったとみていて、文系、理系ともに全体的には易しいと考えている」

物理など理科系の科目はやや難しくなった一方、英語や国語、数学は去年に比べると解きやすかったと分析していて「情報」については「基礎問題も多く、しっかりと対策をしていれば解けた人も多かったのでは」と話します。

河合塾仙台校 今井智校舎長:
「実際、蓋をあけてみると比較的解きやすい問題が多かったのではないか。普段の生活に根付いたような問題もあり、しっかり教科書とか授業を消化していれば、まずまず取れたのでは」
19日時点の分析で河合塾では、文系の平均得点率は去年より2.4ポイント、理系は1.1ポイント高くなったとみています。

受験生:
「緊張してうまくいかない教科もあったが、次に切り替えていきたい」
「とりあえずやれることはやれたのでよかった。「情報」は全然未知の教科で対策が大変だった」
「おもったよりはできたかなっていう感じ。新課程もどうなるかなっていうのがあったが、模試とかで見た通りでそんなに慌てることなくできた。ちゃんと寝て、ちゃんと起きて、しゃきっとした頭で勉強することを心がけていきたい」
国公立大学二次試験の前期日程は、2月25日から行われますが、校舎長の今井さんは次に向けて「切り替えが大事だ」と話します。
河合塾仙台校 今井智校舎長:
「ここから受験生はものすごく学力が伸びる時期。共通テストの次の日から次にきりかえるのが早い生徒が最後成績を伸ばして合格していくと思う」