ソバの実を冷たい沢の水に浸して甘味やのど越しを良くした「寒ざらしそば」の仕込み作業が宮城県白石市で行われました。
ソバの実は、冷たい水に浸すとアクが抜けて甘味が増しのど越しもよくなると言われています。

仕込み作業は、毎年、大寒の日に行われていてきょうは、食品製造会社や白石市役所から9人が参加しました。

白石スキー場の駐車場から北へ1キロほど進んだ標高800メートルの清流で川に張った氷を取り除いたあと500キロ、4000食分のソバの実を浸していきました。

食品製造業 佐藤雅宏さん:
「水温が例年通り0度なので、非常に良い状態で仕込めると感じた」

ソバの実は2週間後に引き上げられ乾燥させたあと製粉し、3月上旬から、白石市と蔵王町の3つの手打ちそば店で「寒ざらしそば」として提供されます。