1月15日に発表された帝国データバンクの情報によりますと、青森県深浦町の(株)秋穂ハウスは、1月10日に青森地裁五所川原支部へ自己破産を申請したということです。

帝国データバンクによりますと、(株)秋穂ハウスは、2012年5月に創業し、2019年8月に法人改組された木造建築工事業者で、一般住宅の新築工事を主体に増改築やリフォーム工事のほか、屋根や外壁の塗装工事も手掛けていました。

営業エリアは、西津軽郡深浦町周辺地域のほか、近年では弘前市まで活動拠点を広げ、2023年7月期には年売上高約2億1700万円を計上していたということです。

しかし、地域人口の減少や、同業他社との競争激化、資材価格の高騰などの影響を受けたことで、収益確保には苦戦する状況が続いたほか、モデルハウスの建築などの拡大路線をとったことから、有利子負債への依存も高まっていました。

近時は資金繰りも厳しさを増すなかで、取引先の協力を得ながら事業の継続をしていましたが、ついに資金繰りも限界に達して事業の継続を断念するに至ったということです。

帝国データバンクでは、負債額は調査中としていますが、1億円を超える見込みだとしています。