去年、宮城県内の民間企業の障害者雇用率は2.39%で全国39位と低い水準になっています。
宮城労働局の集計によりますと、県内の民間企業で働く人のうち障害のある人の割合を示す障害者雇用率は去年が平均2.39%と前の年に比べて0.1ポイント上がったものの、全国で39位と低い水準になっています。

また、法律で義務付けられた2.5%の雇用率を達成した企業は851社で、全体の49.4%にとどまりました。
県は「去年4月に国が行った法定雇用率の引き上げ(2.3%→2.5%)によって、大手企業で障害者の担う業務を生み出せず雇用が伸び悩んだことが影響した」と分析しています。このため、県は個別のヒアリングや説明会を通じて大手企業への働きかけを強化し障害者の雇用率のアップに努めたいとしています。