福岡県警が発表した2024年1年間に検挙した件数(暫定値)は不同意性交等容疑が122件、不同意わいせつ容疑が235件で、前の年に比べて不同意性交等容疑が54%増、不同意わいせつ容疑が29%増とそれぞれ大幅に増えています。

こうした性犯罪の被害者や加害者にならないためにも早い時期から性教育を行う重要性が指摘されています。

どのように子供たちに伝えればよいのでしょうか?

ナプキンを触る体験も・・・小学生に産婦人科医が性教育

「生理のときに何が起こるか分かる人?血が出ますよね。早い子だったら小学4年生から始まる子もいるし、中学1年生になるとほとんど始まっている感じが多いのかなと思います」

12月、福岡県柳川市で開かれた小学生と保護者を対象とした性教育のワークショップ。

講師を務めるのは、八女総合病院・産婦人科の宮川三代子医師です。

この日のテーマは「高学年になる前に知っておきたいこと」

自分達がどうやって産まれてきたのかや生理や精通について、分かりやすく説明します。

普段は触れる機会のない生理用ナプキンやタンポンを実際に触る体験も。

子供たちはとまどいながらも真剣に話を聞いていました。

水を含んだナプキンを触る男の子に・・・

八女総合病院・産婦人科 宮川三代子 医師「持ってみてどうですか?」「重いよね。こういうのをお母さんとか生理がきた女の子たちはおまたにはめて我慢していたりするるの。トイレに行けない時は」

参加した小学4年の男子「女の子の生理のつらさが分かった感じ」

男子児童の保護者「なかなか親子で性のことを聞く機会ってないと思うし、男の子にも知識があって、自然とそういうのを受け入れられる子になってくれたらいいなと思って」

参加した小学4年の女子「生理が来ても驚かずに対応できるかなと思う」