今年(2025年)の夏に行われる参議院議員選挙を巡り、立憲民主党熊本県連は、元熊本県副知事の小野泰輔(おの たいすけ)さん(50)に出馬を要請したことが関係者への取材で分かりました。

小野さんは、東京大学在学中に指導を受けた蒲島郁夫前知事からの要請で2008年に県の政策調整参与となり、2012年には熊本県史上最年少の38歳で副知事に就任しました。

その後、2020年に副知事を辞任して東京都知事選に立候補し落選。2021年には衆院選に出馬して比例復活で初当選したものの、去年の衆院選では再選を果たせませんでした。

都知事選立候補時の小野泰輔さん(2020年6月撮影)

関係者によりますと立憲民主党県連は、小野さんが副知事を経験していて知名度が高いことや、県政の問題を熟知していることから、去年12月、出馬を要請したということです。

小野さんはRKKの取材に対し「現時点で(要請を受け出馬するかは)全く白紙の状態。今後、通常国会でどのような議論がなされるか見ていきたい」とコメントしています。

なお、次期参院選を巡っては、自民党・現職の馬場成志(ばば せいし)(60)さんが立候補を表明しています。

自民党・現職 馬場成志さん(2025年1月撮影)