本島北部地区で今年初めてとなる牛の競りが行われ、子牛1頭180万円あまりの値がつくなど幸先の良いスタートとなりました。

16日、今帰仁家畜市場で初競りが開かれ、本島北部の畜産農家が育てた子牛や成牛合わせて312頭が競りにかけられ、県内各地や九州などから集まった買い付け人が次々と競り落としました。

この日の子牛の最高落札価格は180万円あまりと、関係者がこれまでにないと話すほどの高値がつき、平均の落札価格も去年を上回る水準となりました。

▼最高落札価格の子牛を育てた畜産農家 豊里要さん
「枝肉単価もなかなか上がらない中、全般的に厳しい所もあるんですけど、今回の競り結果を含めて、明るい希望が見えてきたのかなと思っています」



落札された子牛は県内外の肥育農家が2年ほど育てた後、高級和牛として販売されます。