“豪雪”の緊急要望として、青森県の宮下宗一郎知事は16日、石破総理と面会し、国が所管する県や市町村に対する道路の除排雪経費の追加配分などを求めました。石破総理は「要望になるべく応えるべく努力する」と応じました。
宮下知事は16日正午に石破総理と面会し、今回の豪雪を「災害」ととらえ、対策本部を立ち上げて取り組んでいることを説明しました。
そして、除排雪経費に関する特別交付税について、県や市町村の分は特段の配慮をするとともに、市町村分のくり上げ交付、経費の追加配分を行うことなどを要望しました。
青森県 宮下宗一郎 知事
「雪の降り方が尋常ではなかったものですから、総理や国の力も借りて対応に協力を―」
石破 茂 総理
「雪が降っても市民生活がきとんと維持されるということは地方創生にとっても重要なテーマ。要望になるべく応えるべく努力いたします」
また、石破総理は国が所有する除排雪機材の貸し出しについても応じる考えを伝えました。
青森県 宮下宗一郎 知事
「各省も動きやすい環境ができるということだと思いますので、そうしたことに期待をしています。よりスピード感をもって対応していただくことにも期待をしている」
県内の雪による被害は拡大しています。
16日午前9時の時点で、雪害による死者と負傷者は15日と同じ116人ですが、住宅や小屋など建物被害は143件で15日より30件増えています。