アメリカの有力紙、ニューヨークタイムズの「2025年に行くべき52か所」に富山市が選ばれてから1週間が経ちました。インバウンド対策を急ぐ観光スポットもあれば、早くも恩恵を受けた観光スポットもあります。

世界的な建築家、隈研吾さんが設計を手がけた富山市ガラス美術館。訪れた人が思わず写真を撮りたくなる観光スポットです。
千葉県からの観光客
「すごくきれいで圧倒されますね」
大阪からの観光客
「空間の広がりがすごくて来てよかったなと」
ガラス美術館に思いも寄らないニュースが飛び込んできたのは1月7日。
富山市ガラス美術館 土田ルリ子 館長
「アメリカに住んでいる知人からメールをいただいたのが第一報です。大変光栄に思っております」

アメリカの有力紙ニューヨーク・タイムズの「2025年に行くべき52か所」に富山市が選ばれました。記事でガラス美術館が「木と光でそびえ立つ大聖堂」と評されたのです。
富山市ガラス美術館 土田ルリ子 館長
「斜めに吹き抜けているという建築力学上、すごく難しい建物。そういう表現はありがたいというか非常にうれしく思っております」
建物の美しさから建築ファンも注目する富山市ガラス美術館。ニューヨーク・タイムズで紹介されてから1週間、どれくらいの反響があったのでしょうか――
富山市ガラス美術館 土田ルリ子 館長
「(三連休には)大体、倍くらいの方々がお見えになってくださいました。海外の方がすごく増えたかというとそうでもなくて、地元の方が行ってみようかなということで、来てくださったのかなと」
1月11日からの3連休の来館者は4260人で、おととしの同じ時期の約2倍となりました。