うるま市勝連地域のモズクの温室効果ガス削減効果が認められ、カーボンクレジットの認証を受けました。収益はモズク養殖の振興などにあてられる見込みです。

県内一のモズクの生産地であるうるま市の勝連地域では、勝連漁業協同組合が4年前から東京のTOPPANデジタルとうるま市との3者共同で、環境に配慮したモズクの生産を目指したプロジェクトに取り組んでいます。

今月10日、モズク養殖の藻場がCO2を吸収しているとして、モズクとしては国内で初めて「ブルーカーボン・クレジット」の認証を受けました。

「ブルーカーボン・クレジット」は海藻類などが吸収したCO2をクレジット化して売買する仕組みのことで、それを通して温室効果ガスの排出削減につなげる狙いです。

今回は21.7トンのCO2がクレジットとして認証されていて、関係者はその販売によってモズク養殖の振興や後継者の育成につなげたいとしています。