韓国で出された非常戒厳について捜査する合同捜査本部が尹錫悦大統領を拘束したと発表しました。韓国で現職の大統領が拘束されるのは史上初めてです。
きょう午前、拘束される前に国民に向けてコメントを出した尹大統領。
韓国 尹錫悦 大統領
「(捜査を)認めることではなく、望ましくない流血の事態を防ぐための気持ちに過ぎません」
「不法で無効な手続きを認めたわけではない」と強調。その後、事情聴取が行われる高位公職者犯罪捜査庁に移送されました。
韓国で史上初めてとなる現職大統領の拘束。そのきっかけとなったのは、先月3日に尹大統領が出した非常戒厳です。軍の特殊部隊の兵士らが国会に突入する事態となり、韓国は大混乱に陥りました。
非常戒厳はおよそ6時間後に解除されたものの、その後、国会は尹氏の弾劾訴追案を可決、尹氏の大統領としての権限は失効しました。
今月3日には、合同捜査本部が「内乱を首謀した疑い」で尹大統領の拘束令状を執行。およそ100人の捜査員を投入しましたが、大統領警護庁に阻まれ、5時間半に及ぶにらみ合いの末、拘束は失敗しました。
そして、きょう再び…
大統領側は公邸の敷地にバスなどで3つの防御ラインを敷き、進入を阻止する構えを見せましたが、捜査員が梯子を使ってバスを乗り越える場面も見られました。
捜査員が敷地内に入ってからおよそ3時間後に拘束された尹大統領。大きな混乱もなく拘束に至った背景には何があるのか…
渡辺秀雄 JNNソウル支局長
「前回の数倍の約1000人の捜査員投入し、警護庁側を圧倒したことや、令状執行の阻止と協力で揺れていた警護庁内部を分裂させるメッセージが奏功したと指摘されます」
拘束を受け、市民は…
尹大統領の支持者
「法と秩序を破っているのは警察の方だ!」
拘束を求めてきた人
「非常戒厳行為自体が民主主義に違反すると考えるし、このように拘束が行われて、法に合わせて早く進行してほしい」
捜査本部は午前11時から取り調べを始めたと発表。果たして、捜査の行方は…
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