ロアッソ熊本の試合など大規模なスポーツイベントが開かれる「熊本県民総合運動公園」の深刻な渋滞を解消するため、県が駐車場の新設を計画しています。

記者「駐車場の整備予定地がスタジアムのすぐ側ということで、多くの利用が見込まれますが、渋滞解消の一手となるのでしょうか」

えがお健康スタジアムやパークドーム熊本の向かい側に広がる農地。県が1月15日に示したのは、この場所での新たな駐車場の整備計画です。

県都市計画課 蓑田正樹課長補佐「1000台程度の規模で、陸上競技場に近く国体道路東西線沿いの周辺交通量の影響を考慮した位置に設ける」

運動公園には現在、約2000台分の駐車場があります。しかし、ロアッソ熊本のホームゲームなど大規模なスポーツイベントの際には駐車場が足りず、周辺を巡回する車や路上駐車によって起きる深刻な渋滞が問題となっています。

そのため、県はこれまで、臨時のシャトルバスやパーク&バスライドなど、自家用車での来場を減らす対策を講じてきましたが、今回、以前から指摘されてきた駐車場不足を解消するため、約1000台分の駐車場の新設を計画したということです。

県によりますと、車の流れが比較的スムーズな国体道路沿いに駐車場を整備することで、車を分散させたい考えです。

県は今後、計画案をまとめ、周辺の住民などに意見を聞くことにしています。